初めて買って塊根植物にハマるきっかけとなった我が家のアデニウム(通称:ドスコイ)の枝が、一本完全に折れてしまいました…。原因は水やり中の不注意です。鉢を倒してしまうという大失態。(緊急事態だったので画像は撮れず)
別個体、別種での接木ができるくらいなので自分の枝は活着するだろうということで、アロンアルファを使って接いでみました。
果たして結果は…
修復の手順
折れた断面の処理
カッターで折れた部分を切り整えます。(刃は熱湯やライターの火で消毒する。)
断面を整える際の注意点
ノコギリのように押し引きして切ってしまうと断面に凹凸ができてしまい、接地する面積が小さくなってしまいます。
また、剪定ばさみは断面を潰してしまうのでおすすめしません。
アデニウムの枝は軟らかいのでカッターで簡単に切ることができました。
維管束の確認と合わせ

維管束の形を確認し、元木と折れた枝の向きを決めて合わせてみます。
このとき隙間ができていないことを確認します。
固定
位置が決まったら動かないように固定します。
テープや包帯、ヒモなどで固定する方法もありますが、私は瞬間接着剤(アロンアルファ)を使用しました。
理由は2点あります。
- 位置ずれが起きづらい
- 継ぎ目の隙間が保護される(水分蒸発、雑菌侵入)
接着剤を使用する時の注意点は断面に薬剤がつかないようにすることです。
断面についてしまうと、固まった接着剤によって組織の癒合が妨げられてしまいます。
そのため、接着剤を塗る時は枝をギュッと隙間なく押し付けた状態にします。
継ぎ目にぐるっと一周塗り、固まるまで押し付けた状態を保ちましょう。
固定後の経過と結果
固定直後
わかりにくいですが、断面を整えるためにカットしたせいで少し太さが変わり、段差が出来ています。

4日後(葉枯れ、萎れ)
葉が枯れ、枝が萎れてぐにゃぐにゃに…

一週間後(復活の兆し)
葉が枯れた状態は相変わらずですが、枝に張りがでて硬くなってきました!

よくよく見ると…

新しい葉が!!
まとめと改善点
植物の生命力は偉大!!!

途中、葉が枯れてしまってもうダメかと思いましたが、無事に活着させることができました!
一つこうしておけば更に安心だったという改善点として、蒸散による水分消費を抑えるために折れた枝の葉は切ってしまえば良かったかなと考えています。
折れた枝修復のポイントまとめ
以上、備忘録を兼ねた私なりの修復方法まとめでした。
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